煙が目にしみる
ご無沙汰です
最近色々あったのでそろそろ文章に起こしておかないと書く量が膨大になり過ぎて書く気力が失せてきますので、簡単にですが書いていきます
1日
お通夜当日、兄者が数年ぶりに家に帰ってくる。2~3年ぶり(?)に会う兄者はドレッドヘアーをやめて坊主になっていました。学生時代の兄者を思い出します。しばらくは親の質問攻めを受けていました。全然連絡よこさないからそりゃ心配されるっての
お通夜の準備で礼服を着てみるが、体格がふとましくなったおかげでかなりキツい。サイズ調節可能な兄者の礼服を着ることになる
実家と祖母の家から中間ぐらいの位置にある斎場でお通夜をすることになりました。3つの家を行ったり来たりで暮らしていた祖母には近くに友人と呼べるような方はいなそうで、線香を上げに来てくれる人はそんなにいないだろうと思っていましたが、叔父さんの会社の人やよくわからない親戚の方々など、意外な人数に来て頂き少し驚きました。それでも来てくれたことによる嬉しさは変わりません
午後8時、お通夜が終わり、会場で食事を済ませた後は従兄弟と二人で会場に泊まることになりました。昔は線香の火を消さないように火の番をするために会場に泊まったりしていたらしいのですが、昔小火があったようで、消防署から線香などの火を消すように注意されたようです。実質火の番をしなくてもよくなり、泊まらなくてはならない理由はなくなったのですが、「おばあちゃんがさびしいだろう」と二人の共通した思いが理由で斎場に泊まることにしました
近所のコンビニで酒とつまみを買い、従兄弟と二人でお酒を飲みながら語り合いました。ここ数年間の近況、好きなゲームの話、うちでのおばあちゃん、そっちの家でのおばあちゃん、昔一緒に遊んだ思い出、そしておばあちゃんの思い出……。飲み足りないと思いコンビニへまた買出しにもいきました。とにかく話が尽きませんでした
しかし寝ないと明日死ぬと判断して自分は1時半に寝ました。従兄弟は眠くないとのことで起きていることになりました。寂しかったら友達呼ぶから大丈夫と言われて少し心配でしたが、一度トイレで起きて様子を見に行った時に話し声(先輩らしい)が聞こえたので安心してもう一度横になりました
といっても何故か眠れず、結局2時間ぐらいしか眠れず朝5時ぐらいに従兄弟の下へ向かいました。彼は祖母の前で座って泣いていました。話を聞くとあの後寂しくなって電話したら、遅い時間だというのに先輩が来てくれて心配してくれてそれが嬉しくて、結局いた時間は1時間ほどだけれど元気が出たけれど、やはり寂しかったわけで。昨日一緒に酒を飲んだ時も思いましたが、この子は本当にやさしい子です。ただ格好が渋谷で歩いているようなあれな子になってしまいましたが、中身は昔と変わらない素直な子でした。何度も「もっとおばあちゃん孝行しておけばよかった」と言っていました。それは俺も同じ気持ちです
そして、ある違和感がありました
2日
やっべー気持ち悪い。間違いなく飲みすぎた。同じペースで飲んで更に俺が寝たあとにビール2本も飲んで何ともない従兄弟はどんだけ酒が強いのかとこんちくしょう。コンビニでウコンの力を2本飲んでもよくならない。吐くなら今のうちに吐いて楽になりたいけれど丁度後一歩が出ない感じです。何この生殺し。9時頃になり告別式に参加する親達がやってきたのですが、体調は一向に良くならない。ついにそのまま告別式がはじまってしまいました。……マジで?
お坊さんのお経がはじまり告別式が始まったのですが、以前と気持ちが悪い。式はちゃんと全部立ち会いたいのですが式中に吐くという最悪の事態は避けないといけません。不謹慎ですが何度も「はよ式終われ」と耐えていたのですがやばいと判断してトイレへ駆け込む。出ない。吐けない。バッドコンディション継続。その状態のまま、祖母が入った棺が運び出されることに。棺を開けて中に菊の花を入れることになりました。ああやばいと思いました。死んだ祖母の顔は見たくないと会場内でも棺の窓を開けて見なかったのに、そしてこんなことをするなんてまったく予想していなかったので心の準備が出来ていないのに……
棺が開けられました。そこには祖母の、3日前とは比べ物にならないほど青白くなった顔がそこにありました。ああやばい、見たくない。でもちゃんと祖母を送ってあげないとと頭で言い聞かせ、菊の花を入れました。従兄弟の姉のほうが泣き崩れました。母も叔母も泣いていました。気持ちではもう泣かないと考えても、やはり顔を見てしまうと一気にこみあげてくるものがあります。俺も泣きそうでした
皆で霊柩車に入れ、そのまま火葬場へ。祖母が入った棺が炉に入れられました。これから30分ほど焼かれるそうです
休憩中も体調はいまだに変わらず今一歩で吐けないこのつらさ。休憩中に7割がトイレにたてこもり。正直情けない
そして休憩が終わり、再び火葬場へ。30分ぶりの祖母はとても小さく、そして変わり果てていました。原型が分からないほどの骨だけになってしまいました。ここまで来ると今度はあきらめというかむなしさがこみ上げてきます。小さくなった祖母を皆で骨壷に納めました。自分は母とともに骨をつかみます。「随分小さくなっちゃったね……」と母に漏らしました。ついにボロボロと涙が出てきました。小さな骨壷に入れられていく祖母を見て、何かが超えたのだと思います。それでも気持ち悪さは収まらない。正直吐くか泣くかどっちかにしてくれと思った
皆が食事中の間自分は横になっていましたがそれでも気持ち悪さは収まらず、家族からはバカだアホだと言われましたが全くその通りで、自分も後悔が残る告別式はこうして終わったのでした
ちなみに家に帰って横になり、一晩経っても何故か気持ち悪く三日酔いに悩まされました
最近色々あったのでそろそろ文章に起こしておかないと書く量が膨大になり過ぎて書く気力が失せてきますので、簡単にですが書いていきます
1日
お通夜当日、兄者が数年ぶりに家に帰ってくる。2~3年ぶり(?)に会う兄者はドレッドヘアーをやめて坊主になっていました。学生時代の兄者を思い出します。しばらくは親の質問攻めを受けていました。全然連絡よこさないからそりゃ心配されるっての
お通夜の準備で礼服を着てみるが、体格がふとましくなったおかげでかなりキツい。サイズ調節可能な兄者の礼服を着ることになる
実家と祖母の家から中間ぐらいの位置にある斎場でお通夜をすることになりました。3つの家を行ったり来たりで暮らしていた祖母には近くに友人と呼べるような方はいなそうで、線香を上げに来てくれる人はそんなにいないだろうと思っていましたが、叔父さんの会社の人やよくわからない親戚の方々など、意外な人数に来て頂き少し驚きました。それでも来てくれたことによる嬉しさは変わりません
午後8時、お通夜が終わり、会場で食事を済ませた後は従兄弟と二人で会場に泊まることになりました。昔は線香の火を消さないように火の番をするために会場に泊まったりしていたらしいのですが、昔小火があったようで、消防署から線香などの火を消すように注意されたようです。実質火の番をしなくてもよくなり、泊まらなくてはならない理由はなくなったのですが、「おばあちゃんがさびしいだろう」と二人の共通した思いが理由で斎場に泊まることにしました
近所のコンビニで酒とつまみを買い、従兄弟と二人でお酒を飲みながら語り合いました。ここ数年間の近況、好きなゲームの話、うちでのおばあちゃん、そっちの家でのおばあちゃん、昔一緒に遊んだ思い出、そしておばあちゃんの思い出……。飲み足りないと思いコンビニへまた買出しにもいきました。とにかく話が尽きませんでした
しかし寝ないと明日死ぬと判断して自分は1時半に寝ました。従兄弟は眠くないとのことで起きていることになりました。寂しかったら友達呼ぶから大丈夫と言われて少し心配でしたが、一度トイレで起きて様子を見に行った時に話し声(先輩らしい)が聞こえたので安心してもう一度横になりました
といっても何故か眠れず、結局2時間ぐらいしか眠れず朝5時ぐらいに従兄弟の下へ向かいました。彼は祖母の前で座って泣いていました。話を聞くとあの後寂しくなって電話したら、遅い時間だというのに先輩が来てくれて心配してくれてそれが嬉しくて、結局いた時間は1時間ほどだけれど元気が出たけれど、やはり寂しかったわけで。昨日一緒に酒を飲んだ時も思いましたが、この子は本当にやさしい子です。ただ格好が渋谷で歩いているようなあれな子になってしまいましたが、中身は昔と変わらない素直な子でした。何度も「もっとおばあちゃん孝行しておけばよかった」と言っていました。それは俺も同じ気持ちです
そして、ある違和感がありました
2日
やっべー気持ち悪い。間違いなく飲みすぎた。同じペースで飲んで更に俺が寝たあとにビール2本も飲んで何ともない従兄弟はどんだけ酒が強いのかとこんちくしょう。コンビニでウコンの力を2本飲んでもよくならない。吐くなら今のうちに吐いて楽になりたいけれど丁度後一歩が出ない感じです。何この生殺し。9時頃になり告別式に参加する親達がやってきたのですが、体調は一向に良くならない。ついにそのまま告別式がはじまってしまいました。……マジで?
お坊さんのお経がはじまり告別式が始まったのですが、以前と気持ちが悪い。式はちゃんと全部立ち会いたいのですが式中に吐くという最悪の事態は避けないといけません。不謹慎ですが何度も「はよ式終われ」と耐えていたのですがやばいと判断してトイレへ駆け込む。出ない。吐けない。バッドコンディション継続。その状態のまま、祖母が入った棺が運び出されることに。棺を開けて中に菊の花を入れることになりました。ああやばいと思いました。死んだ祖母の顔は見たくないと会場内でも棺の窓を開けて見なかったのに、そしてこんなことをするなんてまったく予想していなかったので心の準備が出来ていないのに……
棺が開けられました。そこには祖母の、3日前とは比べ物にならないほど青白くなった顔がそこにありました。ああやばい、見たくない。でもちゃんと祖母を送ってあげないとと頭で言い聞かせ、菊の花を入れました。従兄弟の姉のほうが泣き崩れました。母も叔母も泣いていました。気持ちではもう泣かないと考えても、やはり顔を見てしまうと一気にこみあげてくるものがあります。俺も泣きそうでした
皆で霊柩車に入れ、そのまま火葬場へ。祖母が入った棺が炉に入れられました。これから30分ほど焼かれるそうです
休憩中も体調はいまだに変わらず今一歩で吐けないこのつらさ。休憩中に7割がトイレにたてこもり。正直情けない
そして休憩が終わり、再び火葬場へ。30分ぶりの祖母はとても小さく、そして変わり果てていました。原型が分からないほどの骨だけになってしまいました。ここまで来ると今度はあきらめというかむなしさがこみ上げてきます。小さくなった祖母を皆で骨壷に納めました。自分は母とともに骨をつかみます。「随分小さくなっちゃったね……」と母に漏らしました。ついにボロボロと涙が出てきました。小さな骨壷に入れられていく祖母を見て、何かが超えたのだと思います。それでも気持ち悪さは収まらない。正直吐くか泣くかどっちかにしてくれと思った
皆が食事中の間自分は横になっていましたがそれでも気持ち悪さは収まらず、家族からはバカだアホだと言われましたが全くその通りで、自分も後悔が残る告別式はこうして終わったのでした
ちなみに家に帰って横になり、一晩経っても何故か気持ち悪く三日酔いに悩まされました
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